インタビュー

トレーダーは何年もかけて腕を磨く職人 | とらまるさんインタビュー

投稿日:

2007年からFXを始められたとらまるさん。
現在ではトレーダーになる事からは離れ、2016年からEAに切り替えられたそうです。
今回そんなとらまるさんから、EAに切り替えられた経緯なども含め、相場の世界の実態についてお話を伺いました。

とらまるさん http://toramaru-fx.com/

【リーマンショックの記憶】

―――とらまるさんがFXを始められた翌年の2008年に、リーマンショックをご経験されておられます。その当時の状況、そして心境を詳しく教えていただけますか?

とらまるさん

記憶は曖昧になってしまいますがとにかく毎日毎日すごい動きをしていました。

スプレッドもドル円でも普通に10pips、20pipsはあった気がします。
私自身は怖くて中々トレードできませんでした。

まだその当時はテクニカルを勉強し始めたばかりでこれといった手法もなかったので本当に少額で取引するのみでした。
ビビって中々トレードできなかったおかげといってはなんですがそんなに損はしていないと思います。

 

【有効な商材を探すのは難しい】

―――とらまるさんは過去に有料情報商材と配信サービスを活用されていますが、これといった成果が無かったとブログの方で綴られています。
現在でもそのような商材やサービスは多数ありますが、とらまるさんはそれらの実態についてどのようにお考えですか?

とらまるさん

配信サービスはどうかはわかりませんが有料商材では勝てる手法はあると思います。

私自身が成果が無かったのは私は少しの連敗ですぐその手法を捨ててしまうからです。
ただ、勝てない手法でもアフィリエイター様が高評価をしている物がたくさんありますので本当に有効な物を探すのは非常に難しいと思います。

 

【どんな手法でも検証をしないと意味がない】

―――“少しの連敗ですぐに成果が無かった手法を捨ててしまう”と仰いましたが、早い段階で手法を切り替える方の気持ちはすごくよくわかる気がします。
なぜすぐに手法を捨ててしまう事が良くないとお考えなのでしょうか?

とらまるさん

相場には波があります。

その手法の得意な相場、つまりしっかり手法が機能する相場の日と、そうでない日があります。
もし仮にその手法を使い始めてから連敗した場合でも、たまたまその日の相場と手法の相性が悪かっただけの可能性があるわけです。
なので逆に相性が良ければ勝ちます。

ということはその手法はどの相場が得意でどの相場が苦手なのか、その場合の利益、損失はどのくらいになるのか、また勝率はどのくらいかといった検証が必要になります。

私はろくに検証もせずにいきなりリアルトレードをしていましたので少し負けたら勝手に使えないと捨ててしまっていました。

なのでちゃんと検証さえしていればもしかしたらその後すごく有効だったかもしれません。
大切なのはその手法がどのような物なのかをちゃんと把握してから使わないと意味がありません。

 

―――また、それら(商材と配信サービス)に頼ってエントリーを続けているトレーダーが多数おられますが、そのような方々は今後どのような展開になると予想できますか?

とらまるさん

商材や配信サービスでも、いいものを見つけ、検証し、使い続けられる方であるのなら勝てるのかもしれません。

しかし個人的に思うことは、他人が考えた手法は捨てやすいという事です。
ですが自分で考え、悩んで、何度もテストした手法であれば捨てにくいと思います。

やはり同じ手法を使い続けるには自分で考える手法の方が結果は伴うかと思います。

 

【トレーダーは職人】

―――とらまるさんは「トレーダーとして成功できる自信が無くなった」ことでEAを始めたとおっしゃいましたが、なぜ自信を無くされてしまったのでしょうか?

とらまるさん

私はトレーダーは職人だと思っています。

職人技というのは何年も何年も日々同じことを繰り返し少しずつ腕を磨いていくこと、仕事というものは経験を積んでいくしかないと思っています。
私はトレーダーという職人になるには経験が絶対的に足りていないと思ったからです。

それにより家族との関係が悪くなるようならばもうやらない方がいいなと思ったからです。

 

【時間は有限。掛けた時間とお金が全て無駄になってもいいという覚悟が必要。】

―――トレーダーは職人、おっしゃる通りだと思います。
ご家族との関係を大切にされるという理由から、職人への道を考え直したという事かとお見受けしますが、職人になるためにはどのような犠牲が必要なのでしょうか?

とらまるさん

私が思う一番の犠牲は時間です。むしろそれしかないと思います。

例えばまず自分に合った手法、それからその手法が有効かどうかのバックテスト、それからリアルトレードでの検証といったことからスタートしてそれでダメならまた1からです。
これをするだけでも莫大な時間が掛かります。

実際にはリアルトレードを始めてからも修正などを日々していかなくてはいけないですし、毎日毎日何時間もパソコンに張り付いていないといけません。
なのでそれができる方、そしてその掛けた時間とお金が全て無駄になっても良いという覚悟がないと無理だと思います。

その人の夢が専業トレーダーになるという強い気持ちがあればもちろん可能だと思いますが、中途半端な気持ちで取り組めばただ時間とお金を捨てるだけだと思います。

時間は有限です。

私は人生の中で他のことに時間を使いたかったのでトレーダーを目指すのをやめました。

 

【EAも勝てる物は少ない】

―――2016年からEAを始められたとのことですが、あえてEAのデメリットを上げるとすればどのような事がありますか?

とらまるさん

EAを始めてからまだ何年も経っていませんので、デメリットといえるのかどうかはわかりませんが、EAならば儲けられる時は簡単に儲けられてしまうということでしょうか。

市販されているEAも勝てる物は非常に少ないので、その中でいかにいいものを見つけられるか。

そのためには購入資金もいりますし、自作するには手間もかかりますので勝てるようになるまではやはり時間とある程度の勉強代も必要だと思います。

 

【勝つためには現在の環境や時間を犠牲にしなければならない】

―――「FXでは9割の人が負け組」という言葉をよく目にしますが、なぜほとんどの人が勝てないのでしょうか?

とらまるさん

トレードで勝てないのは「我慢」することができないからではないでしょうか。

手法を構築する手間、エントリーや決済時、ドローダウン期など様々な我慢が必要な時があります。
そしてその我慢することを継続できる方は勝ち組に入れると思います。

しかし簡単ではないと思います。

勝ち組に入るには今現在の環境や時間を犠牲にしないと無理だと思いますのでその覚悟が無い方はお金と時間を無駄にするだけだと思いますのでやめた方がいいと思います。

 

―――とらまるさん。本日は過去の実体験を交えた貴重なコメントをいただき、誠にありがとうございました。

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