インタビュー

イカサマを逆手に取って勝つのが勝負師 | 布袋ガラ泰さんインタビュー

投稿日:2017年5月6日 更新日:

今回は世界情勢にも常にアンテナを張られる著名トレーダーの布袋ガラ泰さんに、FXの実態や裏側についてお話を伺いました。

布袋ガラ泰さん http://hyperk.gg-blog.com/

【「この世の全てが売られている」という理解が必要】

―――布袋さんはFX以外にもパチスロや競艇、競馬等、幅広いご経験をお持ちかと思います。
それらをFXと比較したときの違い、FXの難しさ、厳しさなどがあれば教えていただけますか?

布袋ガラ泰さん

はい。

まずはみなさまにご挨拶させて頂きたく、こんにちは布袋ガラ泰と申します。
一流の勝負師を目指し活動中で、その行動や考え方をブログに綴っています。

名前の由来ですが、ただの2chコテハン名でありまして某有名ギタリストのお方とは全く関係ございません。

そして何よりギター・・弾けません(笑)

えー本題に入りまして、ご質問に対する返答なのですが、
これがFXスタート部分からお話することが難しく、スタートラインに立つ準備の段階からお話させて頂ければと思います。

「この世の全てが売られている」

少し乱暴な言葉ですが・・悲しいかな。
大きく外れてはいないのではないでしょうか。

こんな言葉、本意では無いです。
しかしこの理解がスタート準備段階で必要になるわけです。

行動のアイデンティティとでも言いましょうか。

 

【「お金」に対する理解が必要】

布袋ガラ泰さん

次にお金を理解する必要があります。

「お金とは何ですか?」

布袋は概念であると答えます。
概念とは考え方の世界ですから、数字、言語、時間などの並びにお金も存在していると思っています。
要は過去の誰かが勝手な物差しで決めたものであり、衣食住や人間そのものといった物理的なものとはキッパリ分けて考えるべきです。

概念枠の中であれば何度でもやり直せます。法律で借金が解決してしまうのは概念枠だからと言っていいでしょう。
物理枠は特に大事にすべきです。
が、概念枠は攻撃に使用すべしと使い分けています。

お金は概念枠ですので当然攻めます。

 

【JRA以外はイカサマありのやりたい放題】

布袋ガラ泰さん

さてさて、長くなりましたがここからがスタートです、やっと(笑)

まず、パチ系ですが、一番ダメなのは控除率が不明なところですね。
この部分が店に握られ、不透明なのが大問題です。
メーカー発表の数値は店に並ぶ前のものであって、店で営業されているものとは別物。
そして政府の扱いが遊技機となっている為にギャンブルとしての基本的な制約、情報の開示が及ばなくなっている。

第三者機関による営業割数の発表が毎日行われているような環境にでもならない限り、店の自由度が高すぎますので、勝負師が選ぶカードとしてパチ系はあり得ないというのが僕の結論です。

公営ギャンブルはその点、オッズ管理ですからギャンブルとしての呈を成していると思います。
しかし、JRA以外はやりたい放題で地方競馬のイカサマを追求するブログが存在する程です。
僕もそれらのブログを読みましたが、全く同意でどの角度から見てもイカサマ(笑)

やはり、最終的には自分で見たり感じたことが自分にとって正しいことです。
そして一部のレースにイカサマが存在したその事実だけでもうアウトなんですよ。張ったレースがイカサマかもしれないという疑念はどこまでもついてきます。

なのでどう反論されても結構、僕にとってJRA以外イカサマ、あ、南関競馬はセーフ(笑)
しかし、競馬は楽しみでやる位が丁度良い。極めても狭い世界。

FXのように政治、経済、歴史、宗教まで知ってしまうような福利はありませんから。

 

【FXに当たり確率を求めるのはナンセンス】

布袋ガラ泰さん

長くなりましたが、そんなこんな勝負師目線の独特判断にて、張れるのはFXとなりました。

もちろん投資ではなく投機です(笑)
勝負師としてのランクでは投資家はギャンブラーより下の位置付けです。

凡夫つまり勝負しない派 < 投資家 < ギャンブラー < 投機家

のようになります、投機家の頂点は銀と金の平井銀次さんで間違いありません(笑)
以上、勝負に出る理由から勝負カードがFXになる理由までをお話しました。

FXはよく二択という方がいますが、似て非なるものと思います。
張りのボリュームをどうするか、そもそも今ポジションを取るべきなのか、これら内容まで問われながら選択するわけですから。

また、1/2で当たるというのも違います。
1/2の選択がずっと続く。
利確するかしないか、損切りするかしないか、ずっと続く。

これらの判断が続くということは、例え取ったポジションを動かさなかった場合でも判断は随時行われていますので、1/2×判断回数となります。
となればFXに当たり確率を求めるのはナンセンスでしょう。
FXで勝ち方は色々あると思いますが、オリジナルである必要があると思っています。

それだけ簡単なものでは無いということだと思います。

 

【信念を元にした忍耐は才覚・欲望を元にした忍耐はただの願望】

―――布袋さんはブログ内で、「欲が勝り自分で作ったルールに従わなかった」経験があると綴っておられます。
その時の状況と、そして決めたルールに従えなかった当時の心境について、詳しく教えていただけますか?

布袋ガラ泰さん

FXは、ある程度の期間限定で値動きに法則が出ることがあります。
あの時期は上昇局面ではその日一番強い通貨を買い、下落局面ではその日一番弱い通貨を売れば良いという簡単な法則の時期でした。
順調に勝ちを重ねて行くと、上手く行っているという事実に対し不安になってくるんですよ。

こんな簡単な訳がないという不安。

その不安がMaxに達した時、ルール上Lポジションキープの場面で
「ここでアドリブが効かない奴は勝てない」
とばかりにドテンS。

この判断が悪手で、差益、スプ、スワップの全てを棒に振る愚行。
魔が差したとはこのことでしょう。
悪手で負けると心が折れ曲がります。

まだまだメンタルの修行が足りないと痛感しました。

また、上手く事が運ばない時、些細なメンタルの違いが大きな結果の差を生んでしまうという、次に述べる二つの違いについて把握すべきと思っています。

一つ、信念を元にした忍耐は才覚。
一つ、欲望を元にした忍耐はただの願望。

 

【大悪手によりスワップ生活を棒に振る】

―――相場では予想に反して思いもよらない値動きをすることがあるかと思います。
布袋さんのご経験の中で、「予想外」な展開で損失に至ったエピソードなどがあれば教えてください。

布袋ガラ泰さん

まずはギリシャショックですね。

EU離脱を問う国民投票で、ユーロSしていたポジションは大きく含み益をあげました。
しかしボーっとしているとグイグイと上昇してきて遂には含み損、そして損切り。

次にこの経験を糧にブレグジッド。
zar円8.4Sが大ヒット。そして6.3で底と判断しドテンL。これも大ヒット。まさに奇跡!
しかしアドリブを効かした6.8ドテンSが大悪手。スワップ生活を棒に振りました。

市場の予想外は結構見抜けるのですが、
自分の意に反したアドリブ行動が予想外で困っています。

やはりメンタル大事です。

 

【持たざる者は持っている者よりアクティブでなければならない】

―――布袋さんのブログに、「持たざる者は持っている者よりアクティブでなければならない」と綴っておられます。
FXを、楽をして簡単に稼げるというイメージで始める方が多くおられますが、特に努力や勉強をすることも無くトレードを続ける方をどのように思われますか?
また、そのような方は今後どのような展開になっていくと予想されますか?

布袋ガラ泰さん

今でも持たざる者はアクティブでなければならない考えは変わりません。
ですからFXの知識、経験が無いのにトレードする姿はむしろ可能性を感じます。

ただ、必ず痛い授業料を払うことになるでしょう。
ここで何度でも立ち上がり、オリジナル手法が確立出来れば勝てるようになると思います。
立ち上がるのは痛みを伴いますが、立ち上がる理由、アイデンティティは先ほどお伝えした通りです。

 

【イカサマを逆手に取って勝つのが勝負師】

―――買ったら下がり、売ったら上がる、いわば逆行という現象は勝てていないトレーダーほどよく耳にします。
なぜ勝てないトレーダーは逆行に遭う確率が高いのでしょうか?

布袋ガラ泰さん

海外投資家の円キャリートレードを理解する必要があります。
海外投資家がスワップを狙った取引を行う場合、一度金利が最低水準かつ安全な円を買い、その円で高金利通貨を買いに行くことが分かっています。

その為、上昇局面のハズの通貨が一時的に円高の為に下がるわけです。
これを理解して下がるまで待てる人は成績が上がってくると思います。

 

―――布袋さんは国内経済のみならず、世界情勢にもしっかりアンテナを張られているかと思います。
布袋さんが思われるFXと世界情勢の関係性があれば教えていただけますか?

布袋ガラ泰さん

例えばですが、市場参加者があなた一人とします。

どんな取引をしようが利益0になりますね。つまり、利益をあげるにはあなたの後手で誰かの売買が行われる必要があるわけです。
その為巨悪側は、メディアなど使えるものは使い、後手を踏ませるようにしてくるのです。

先日、ドル円が108円の時点でゴールドマンサックスがドル買い推奨を棄却しましたが、その後の展開はご覧の通り113円に迫る勢いで猛烈に上昇。
一旦買いポジションを利確した一般投資家は落胆と共に改めて買いポジションを立てる。
この行動が狙い。

既に大手は仕込んだ後であり、グローバル巨悪の思う壺ってわけです。
僕等は状況を見て反転を見極めますが、巨悪側は策を講じて仕込んだ後にメディアを使って有利に事を運びます。

りそな銀行破綻からの再生で、311直前310の東日本ハウスで、これらの株価の動きと誰が大きく儲けたか、調べれば一目瞭然なわけです。

巨悪が存在するその有無を自らの目で確認しなければなりません。
巨悪の存在が確認出来たら、次にあなたはどうするのか。

悪を断固否定し闘うのか、悪の定義など無いとして強い者に賛同するのか、はたまた悪が行うイカサマを逆手に取って勝ちにいくのか。

真実を知った後のあなたの判断であれば全て正しいのですが、布袋の場合はイカサマを逆手に取って勝つのが勝負師だと考えています。

 

【勝つべくして勝つのではなく、生き残るべくして生き残らなければならない】

―――布袋さんの中で、「このような考え方の人、または性格の人は勝てない」というのがあれば教えていただけますか?

布袋ガラ泰さん

自分が生きる世界の現状を知り、信念と柔軟性さえ兼ね備えていれば生き抜けると思います。
生き抜くことが重要です。

勝ちは生き抜くことが出来れば自ずとついてきます。
逆に熱くなり、感情的になり、視野が狭まってしまうと大勝ち、大負けの確率が共に上がります。

仮に大勝ちしたとしても投機家としては失格です。
いつまで経っても平井銀次にはなれません(笑)

一流の勝負師としては勝つべくして勝つのではなく、生き残るべくして生き残らなければなりません。

 

―――他にももし布袋さんのFXでの失敗談などがあれば教えてください。

布袋ガラ泰さん

沢山ありますが、やっぱりブレグジッドで的中していたのに勝ちを伸ばせなかったことは今でも引きずってしまう程です。

2016年6月24日。

あの日僕は神懸かって往復を取れたのです。
zar円6.3L、スプレッドが7ピピ位ありましたがあっという間に6.5位まで上がり爆益。本来ならスワップ生活の始まり。
しかし、投機家としてあまりにもスワップを軽視していて、下がる局面ではいつでもドテンSするつもりでいました。
ここが完全に柔軟性を欠いているわけです。
放っておいて利を得られる権利があるなら、離さないというのも柔軟性です。

そして数日後、6.8円位でここだという場面で・・思いっ切り全決済。そしてドテンS。
その後は坂を転がるように利益を吐き出し続けました。
ただ、同じような局面はまた訪れると思います。
その時こそこの経験を生かし、叫び出したくなるような悪手の誘惑を振り払い、掌の上に乗った勝利という果実をしっかりと掴みたいと思っています。

続きはブログ「リアルガイジ」にてお会いしましょう。

長時間ありがとうございました。

 

―――布袋さん、本日は独自の目線による貴重なコメントをいただき、誠にありがとうございました。

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