ユニマットグループの関連会社の元役員の男が、別の関連会社から約740万円を着服したとして逮捕された。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、ユニマットグループの関連会社の元役員・原宏明容疑者(51)。
警視庁によると、原容疑者は別の関連会社から委託を受け経理業務を担当していたが、去年3月から4月の間に、オンラインシステムを不正操作し、この関連会社の預金口座から自身の個人口座に送金する手口で約740万円を着服した疑いが持たれている。
原容疑者は容疑を認めていて、「FX取引などで失敗して借金返済にあてた」などと話しているという。
警視庁は、原容疑者が同様の手口でユニマットグループの関連会社数社から数千万円を着服した疑いもあるとみて調べを進めている。
日テレNEWS24 2016年10月26日掲載分
ユニマットグループはもともとオフィスコーヒーサービス事業から始まり、現在では介護、調剤薬局、リゾート、ブライダルなど、幅広い事業で活躍しています。
今回逮捕された原宏明氏ですが、ユニマットグループの関連会社で取締役や監査役を務めていた経歴があります。
逮捕当時は関連会社で経理担当の取締役だったとの情報もあり、一般的にしっかりとした収入があったと予想できます。
事件の動機は「FX取引などによる借金返済」とあるため、FXを始めるまでは特に不自由のない生活を送っていたのかもしれません。
FXでの取引期間がどれくらいかは分かりませんが、長年勤めている会社で大きな不正を行うほどに追い詰められた経緯を考えると、短期間の取引で借金が一気に膨らんでしまったのではないでしょうか。
いずれにしても、原宏明氏を逮捕に導いた大きな分岐点はFXとの出会いだったと言えるのかもしれません。