新聞・雑誌・ニュース記事

横領容疑 ユニマット関連会社元役員を逮捕

投稿日:2016年10月27日 更新日:

ユニマットグループの関連会社の元役員の男が、別の関連会社から約740万円を着服したとして逮捕された。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、ユニマットグループの関連会社の元役員・原宏明容疑者(51)。

警視庁によると、原容疑者は別の関連会社から委託を受け経理業務を担当していたが、去年3月から4月の間に、オンラインシステムを不正操作し、この関連会社の預金口座から自身の個人口座に送金する手口で約740万円を着服した疑いが持たれている。

原容疑者は容疑を認めていて、「FX取引などで失敗して借金返済にあてた」などと話しているという。

警視庁は、原容疑者が同様の手口でユニマットグループの関連会社数社から数千万円を着服した疑いもあるとみて調べを進めている。

日テレNEWS24 2016年10月26日掲載分

ユニマットグループはもともとオフィスコーヒーサービス事業から始まり、現在では介護、調剤薬局、リゾート、ブライダルなど、幅広い事業で活躍しています。
今回逮捕された原宏明氏ですが、ユニマットグループの関連会社で取締役や監査役を務めていた経歴があります。
逮捕当時は関連会社で経理担当の取締役だったとの情報もあり、一般的にしっかりとした収入があったと予想できます。

事件の動機は「FX取引などによる借金返済」とあるため、FXを始めるまでは特に不自由のない生活を送っていたのかもしれません。

FXでの取引期間がどれくらいかは分かりませんが、長年勤めている会社で大きな不正を行うほどに追い詰められた経緯を考えると、短期間の取引で借金が一気に膨らんでしまったのではないでしょうか。

いずれにしても、原宏明氏を逮捕に導いた大きな分岐点はFXとの出会いだったと言えるのかもしれません。

-新聞・雑誌・ニュース記事
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

銀行員が横領金でFX取引を行い溶かし尽くし自殺。

宮崎銀行が、都城営業部に勤務していた30代の男性行員が顧客から預かった資産を私的に横領した疑いがあるとして、調査を進めていることが29日、関係者への取材で分かった。額は1億円以上に上るとみられる。同行 …

no image

「デート商法」で高額ソフト売りつけ詐取 容疑の13人逮捕

交流サイト(SNS)を使い、異性を誘い出す「デート商法」で必ず利益が出ると嘘をつき、株価指数先物取引などの自動売買ソフトを高額で売りつけたとして、大阪府警は28日、大阪市西区のソフトウエア販売会社「W …

no image

北朝鮮、FXで資金洗浄 日本の不正口座操作 大阪府警が摘発

外国為替証拠金取引(FX)をめぐる金融商品取引法違反容疑で大阪府警に逮捕された静岡県の貿易会社代表(41)の顧客向け口座が、北朝鮮の兵器密輸の資金洗浄(マネーロンダリング)に使われていた疑いがあること …

no image

三井住友銀元副支店長を詐欺容疑で逮捕 被害11億円か

外貨預金取引のオンラインシステムを不正に操作し約一億九千万円をだまし取ったとして、警視庁は十二日、電子計算機使用詐欺の疑いで、三井住友銀行大森支店の元副支店長、南橋浩容疑者(54)=東京都新宿区下落合 …

no image

無登録で金融投資勧誘 容疑の3人逮捕 被害総額1億円超 静岡

無登録で金融商品取引業を営んだとして、御殿場署と県警生活保安課は31日、金融商品取引法違反の疑いで横浜市中区松影町の会社員、永石康利容疑者(54)ら3人を逮捕した。3人は容疑を否認している。全国で数十 …